先週末、Sheffiledまで行って、
Gatecrasher The Resurrectionに行ってきました。
この国にいるからには、一度は行ってみるべきだと思い、卒論でヒーヒー言っている最中にも係わらず、電車で2時間、バスで4時間すし詰めにされながら、南部の田舎町Eastbourneから北部の工業都市Sheffiledまで行ってきました。
しっかし、今回は本当にトラブル続き。なまじ、イギリス国内旅行に慣れてしまっていると、昔は注意深くしていた事も、おろそかにしがち。「初心忘れず」の言葉を身に沁みて復習しました。
先ず最初は、行き、Sheffiled行きのバスに乗り遅れました。
何とか、ごり押して次回のバスに乗せてもらいましたが、冷たい雨がシトシト降り、凍えそうなほど寒いロンドンで時間を潰すのはかなりしんどかったです。
そして、今回は友人の家に泊めてもらったのですが、その前に少し出来上がっていたのもあり、銀行のキャッシュカードの暗証番号を3回間違え、キャッシュカードからお金を下ろせなくなってしまいました。もう一つのカードがあったので、事なきを得ましたが、マヌケなミスに自己嫌悪。シェフィールドまで来ているにも係わらず、このままじっとしていた方が変なトラブルに合わないんじゃないのかと、ネガティブ思考に。
そして、Sheffiledから今回のパーティのヴェニューであるMagnaまで予想以上に離れていた事。卒論の話をしていたら、トラムがなくなってしまい、タクシーで行く事に。なんだか、結構かかりました…とほほ。
散々な思いでMagnaにつきましたが、今度は予約者リストの中で自分の名前がありませんと…予約シートのコピーを持っていたからいいものの、寒い中待たされるのは数秒でも何十分に感じます。とりあえず、入れましたが。
で、そんな遅れてきたので、Markus SchulzのPlayを見逃す…着いた時は既にFerryがDJブースにいました。
で、そろそろクラブの感想に。
…そもそも最近のGatecrasherを復習してこなかった、それともGatecrasherそのものを自分が理解していなかったのか、それとも両者とも当てはまるのか。答えは判りませぬが、正直な意見は「予想していたよりは、大したものではなかった」です。Below My Expectationです。
一番の目玉はやはりFerry Corstenだったのですが、最近の彼のElectro Tranceの傾向はかなり抑えられ気味で、System F時代のPlayStyleな気がしました。観衆がそれを完全に望んでいるような雰囲気で、まさか僕もOut of The Blueがかかるとは思いませんでした。Cyber Trance時代に作られた弦楽四重奏バージョンを少しサンプリングして、Out Of The Blue (Full On Ferry Violin Edit) としてTrance Energy(TE)でもプレイしていたようですが、Ferryのファンは未だにあんな手垢の付き捲った曲が聞きたいのでしょうか?聞きたいのでしょうね、あの場所での答えはYesでした。
その一方、僕が最近好きなBreakfastのThe Horizonは関心が薄かったです。悲しかったです。
次にプレイしたのはUK Tranceのドン、Judge Jule。彼のやんちゃっぷりは相変わらず、自分の中で勝手に「Judge Jule劇場」なんて名づけていました。
彼のプレイスタイルも変わらず。ピークタイムを引っ張りに引っ張る彼のS的なスタイルは確かに癖になりますね。最後にRazorilghtのAmericaを持ってくるあたり、彼のRadio DJとしてのキャリアをうかがい知る事が出来ました。
次にきたのはEddie Halliwell。以前Mixmagの付録のCDで彼のCDがあったのですが、それはかなり気に入っていて、今回も期待していたのですが、予想よりもCheezyでしたね…もっとエレクトロ、エレクトロしているのだと思いました。飛び上がらんばかりのエナジープレイはあったかもしれませんが、なんだか不完全燃焼…
こんな感じで最後のOrkidea。最後で残っている客も余程の物好きばかりだと睨んでか、王道に媚びない独特のプレイをしていました。なんだか、最後にプレイするDJって好きだなぁ~。
と、こんな感じで、どうも予想よりも楽しめなかったので、聞き逃したMarkus Schulzのプレイがどんなものだったのか、とても気になりますね。
しかし、一番気になるのがやはりFerry Corstenです。かれこれ彼のPlayを3回聞いていますが、どれも満足いくものではありません。彼のLAでのMixLiveや3年前のTEのプレイも持っているのですが、どれもDutchなElectro Tranceという感じで、上手くFusionされているのですが、生で聞く時はどうもMelody先行なきがします。やはり、Out of the Blueを4回もかけてしまう彼ですから、DJ Playにはムラがあるのでしょうか?それにしても、残念ばかり。
生意気にも理由を考えるとすれば、今回はGatecrasherというLabelに負けてしまったかな?という気もします。そもそもGatecrasherの名前の元に客は集まっているわけですから、どうしてもそれよりのEpicな選曲になってしまうのは仕方ないのかもしれません。彼のソロ・セットやTEなどではまた違ったPlayをしていたのかもしれません。そう考えてみれば、TEはマニアックなトランスばかりかかっていたなぁ・・・。
そんな不満が結構残る一晩でしたが、音楽に身を任せて踊るのは本当に良いストレス発散になりますね。おかげで、寝て無くても気分は爽快でした。
しかし、帰りがまた大変でした…先週末Sheffiledでは雪が降りまして…。終わったのは朝の6時ですから、電車もバスも…というか、そんなもの周りには存在していません(笑。周りには工場・・・のみ。タクシーで帰ろうにも、多分ここの観客が一斉に電話をかけたんでしょうね。電話をかけても繋がりません…街まで歩いて帰られる距離では無いのは知っていますが、バスかトラムが近くを通っているはずなので、歩き出します・・・雪の中を・・・Tシャツ1枚で・・・。
寒さを紛らわそうと、最初は走って体を温めますが、疲れてしかたなく歩きます。そうすると、雪の寒さが体の芯に染み込み、もう寒いってレベルじゃないです。説明するのはとんでもなく難しいのですが、凍死していく人の気持ちが判った気がします。
30分くらい歩いた先に、バス停があり、そこで10分待ったら、始発バスがやってきました。あの時の感動・・・心がとろけました。
そんな波乱万丈なSheffieldの旅でしたが、久しぶりに友人にも会え、卒論も手伝ってもらい、満足な旅が出来たと思います。Seffiledの街も思ったより大きくてビックリしました。坂が多いのを除けば、確かに住みやすい街です。
さて、これから卒論一直線にしようと思います。後、1ヶ月も無いです!締めるよ!
超、強攻日程だった為、写真はありません…申し訳ない。